この春、母の手を、育った島を、離れる。
「長男が高校卒業なので、学生服を着た兄弟の写真を記念に残したい」というご依頼。
「卒業式の後、髪を染めるっていうから、その前に残しておきたかった」と、2月の撮影でした。
年頃の兄弟の撮影。
野外での撮影、カメラを向けられること、兄弟で並ぶこと、どれをとっても照れくさいものだと思う。
場所を移動しながら2時間半ほど撮影しました。
入学・卒業記念では珍しいパターン。
ちょっと記念で残したいだけだから30分で十分という人が多い中、2時間半は長く感じるかもしれないが、
育った島を旅立つわけで、家族と離れてしまうからこそ、ゆっくりとその時間を惜しむように、家族の時間を撮影させてもらいました。
移動もあったので、2時間半はあっという間。
ただ撮るんじゃなくて、ご家族の想いやその空気感も含めて残したい。
常々考えていることです。
撮影したデータは、台紙仕上げをすることになりました。
納品後、大雨の日に、お母さんから嬉しいメッセージが届きました。
----------
台紙受け取りました。開いて思わず泣いてしまった。外の雨みたい笑
写真を見て、沢山の瞬間を思い出しました。
撮影時の長男や、18歳までの色んな瞬間。
嬉しかった。ありがとう!
2年後にくる次男の18歳の撮影もお願いしたいです。
----------
撮影させていただき、ありがとうございました。